GO TO EATキャンペーンの2つの特典、補助
①登録飲食店で使えるプレミアム付食事券(購入額の25%分を上乗せ)の販売
②オンライン飲食予約サイト経由で、期間中に飲食店を予約・来店した消費者に対し、次回以降に飲食店で使用できるポイントを付与
・お客様が増えた
「9月時点で80%の人が、Go To Eatキャンペーンを利用したい」というデータもあり、来客数は増加傾向にあるようです。
・予約が増えた
予約するとポイントがもらえるので、予約なしのお客様より、予約ありのお客様が圧倒的に多くなりました。
仕入れやアルバイトさんのシフトの管理などは、効率良くできるようになったようです。
・ネット予約の割合が増えた
電話予約ではポイント付かないので、ネット予約の割合も増加傾向にあるようです。
・2日連続来店されたお客様がいた
「新規で来店されたお客様が大満足し何と翌日もネットで予約してくれた」というお話も聞きました。
面白い使い方かもしれませんが、OLやサラリーマンがランチのコスト削減で使っています。
Web予約を行い、1000円分を使い500円ポイント還元で1コインランチの感覚で毎日の食事をしている強者もいるようですね。
・客層が変わった
ポイントが付与されるからなのか 「新規のお客様が増え雰囲気がいつもと変わった」というお店もでてきてますね。
・以前より2名ほど客が多い
金券などで安く食事できるようになったため、ついでに誰かを誘って行こうという人が案外多いようです。
家族、親族、恋人、もしくは気心知れた友人などなど……
そもそも2名での食事の約束は成立しやすく、一人で行ける店舗は思ったよりも少ないですからね。
・感染対策しててもしてなくても対象店になれた
細かいチェック項目もあまり無いようで、キチンと対策をしている店舗の方は少し複雑な思いがあるようでした。
感染対策を徹底しているお店に来店されたお客様の中には、テーブルに設置されたアクリルパネルを「撤去して欲しい」と要望される方もいるそうです。理由としては、邪魔、違和感がある、拘置所みたい、私達は大丈夫、など色々あるようですが……
飲食店としては、コロナ禍前の対策なしで普通に飲食できていた感覚でお客様が増えるのは嬉しい反面、万が一自分の店から、感染者が発生した場合は「お店側は感染対策を徹底していたのか?」と社会的に問われる立場にあるので、複雑な思いで対応されているようです。
・Go To EATについての問い合わせ電話はめちゃくちゃ増えた
食事券はどこで買えるのか?
食事券とポイント付与の併用は可能か?
ネット予約の方法を教えてくれ。
Go Toトラベルのクーポン、地域の振興券との違いは?
そもそも「Go To Eat」とは何なのか?
などの質問を店舗に質問してくる方もいらっしゃるようで 問い合わせする方は、もちろんポイントが欲しいわけですが電話で予約成立は難しいようです。(後にネット予約を希望)
・席予約による客単価問題発生(トリキの錬金術関連)
ある程度の問題は解決済みの様子ですが、利用する側のモラルが問われる問題です。
やり方が巧妙なのもありますが、人間が作ることですので穴は必ずありますから。
・食事券回収 → 換金→現金化するまで時間がかかる
食事券回収から現金化するための条件として、換金申込は月1回、期間内合計7回まで受付、最終換金申込時を除き、1回あたり食事券20枚以上から受付、月末までにお受けした換金申込分は翌月末までに振込する必要があります。
クレジットカード、「QR決済」よりも現金化されるのに時間がかかるかもしれないのが不安という声もありました。
飲食店で必要になってくるのは目先の現金!
仕入はもちろん、パートやアルバイトの人件費が結構かさばります。
・グルメサイトの予約手数料を忘れていた
グルメサイトで予約すると仲介手数料がかかります。
ランチで使われると、原価が結果的に圧迫するのでランチの予約は止めている。
・Go To Eatプレミアム食事券、Go To トラベル地域共通クーポンなど金券の種類が多くて対応が大変
プレミアム食事券や、地域のお店応援商品券など商品券の種類も多用された上に多岐にわたる決済方法の対応で換金が大変です。
現金、クレジットカード、QR決済など……多岐に渡る決済方法にプラスして今回の複数の金券対応もあり慣れるまで色々大変みたいです。
また、本物の見本はあるが偽物の見本はないので、偽物の券を判別するのが難しいそうです。
予約が多いお店は、万が一の為に、どのお客様が使用した食事券なのかを全て把握し、管理している店主もいらっしゃいました。
最近では、ファミリーマートでの発券により、偽造が不可能なチケットが出てきていますので、偽造に関してはなんとか回避できますが、それでもやはり注意が必要なのが現状ですね。
その一方で、ごく一部の利用者だけだと思いますが、トリキ錬金術のように、法的には問題ないとしても、飲食店がマイナスになってしまう消費行動は本末転倒ですので「使う側のモラル」が問われている施策だと思います。
ネガティブな問題がクリアされ、来店されるお客様、飲食店、どちらにも良いWin-Winの素晴らしいキャンペーンになる事を願っております。
感染を広げてしまってはしまわないよう、対象のお店に伺う際には感染対策にも留意しながら利用したいですね。